普段の生活の中で、台所やキッチンやキッチンから水漏れが発生してしまい、床がびしょ濡れになってしまった。このような経験をしたことのある方もいるのではないでしょうか。
台所やキッチンは料理や皿洗いなどで使用する頻度が高い場所なので、水漏れなどの水のトラブルも起きやすい場所だと言えます。
ご自身での修理交換も可能な場合もございますが、ご自身での修理作業によるトラブル拡大や破損などの二次災害の可能性もあるため、すべて自分で修理しようとすることは私たちはあまりオススメしておりません。とはいえ、トラブルの際に専門の水道修理業者が到着するまでの応急処置が必要な場合もあるため、そういった時に役に立つ情報や正しい知識を知っておくためのページです。
それでは、台所やキッチンで水漏れが発生した場合、どこに原因があるのか、また実際に水のトラブルが発生してしまった場合の対処方法について詳しく見ていきましょう。
※通常、水まわりの修理は専門の水道修理専門の水道修理業者が行うものです。当記事では、一般家庭の方に水のトラブルが発生した際の正しい知識と対処法を知っておいていただくための内容となっております。家の構造や作り、使用している設備のタイプや構造によって、当記事で紹介している内容が実施できない場合もございます。また、紹介した内容を実施してトラブルが悪化したり設備が破損してしまっても当社では一切の責任を負いません。自己責任の元でお願い致します。
目次
台所やキッチンで水漏れが起きたときは、どこを確認すれば良いのでしょうか。
こちらの図は、一般的な台所やキッチンまわりのイラストです。各箇所、名称がありますが確認程度にチェックしてみてください。
実際にキッチン設備はこういったタイプだけでなく、様々な形やデザインのものがありますが、蛇口やシンク、排水ホースや排水管などの構造はどんなタイプでも同じ構造になっております。
台所やキッチンの水漏れにはさまざまな原因が考えられますが、ほとんどの場合はシンクの下に原因箇所がある場合が多いため、まずはキッチン下の収納スペースの扉を開けて確認してみましょう。
開けてみるとわかりますが、シンクの下には排水管や止水栓などがあります。
このなかでも、特に台所やキッチンの水漏れが発生しやすい原因箇所が複数存在します。主な原因箇所は以下の場所です。
図解イラストと、実際のキッチンまわりを見比べていただき、台所やキッチンまわりがどうなっているか、それぞれの箇所や構造がどのようになっているのかが大まかに理解できたかと思います。
シンクの下は扉などによって収納スペースになっていることが多く、普段は鍋などの調理器具や調味料などがしまってあるためしっかりと見ることは少ないと思います。そのため、水漏れなどのトラブルが起きたときも、水漏れの原因になかなか気がつかないことも多いので、収納スペースの物を全て退けてから水漏れ箇所のチェックをするようにしましょう。
また、シンクの下を見て水漏れの箇所を見つけることができない場合は、水を少しだけ出してどこから水が漏れているのか確認するようにしてみてください。
台所やキッチンまわりの構造がわかったら、次は台所やキッチンで水漏れが起きる場所と原因を解説していきます。
台所やキッチンで水漏れが起きる原因は1つではありません。
台所やキッチンの様々な箇所から水は漏れる可能性がありますので、まずは台所やキッチンの水漏れにはどんなパターンがあるかを見ていきましょう。
ここからは、台所やキッチンで水漏れが起きやすい場所とその原因を見ていきたいと思います。
台所やキッチンで水漏れが起きたときには、下記のような場所から水漏れが発生するケースが多いです。先ほど紹介したキッチンの図解イラストも参考にしながら、水漏れの症状を確認してみてください。
シンクの排水する排水溝から下に配管が繋がっています。排水ストラップは、その配管の途中に設けられている配管です。
下水道からの悪臭や硫化水素などのガスをこの排水トラップで遮断して、お部屋の中に入ってくるのを防ぐ器具や装置のことを指します。
シンクの排水溝から下水までを繋ぐパイプがこれにあたります。水の通り道になるため、これが破損してそこから水漏れが発生します。
上記の排水パイプと同様の役割をする蛇腹状のホースです。
硬質素材の排水パイプに比べ、排水ホースは丈夫で柔らかいため衝撃に強いです。
しかしながら、経年劣化によって損傷し、水漏れの原因になります。
排水ホースと排水管(パイプ)を接続している箇所があります。ナットという部品で繋げてることがほとんどです。
何らかの原因により、その接続箇所からの水漏れが発生します。
給水管は上水を供給するための水道管のことです。同様に給湯管は給湯器などからお湯を流す水道管のことで、古い建物の場合金属製のものが一般的です。
長く使用することによって、錆びて腐敗し、そこから水漏れが発生しやすいです。
金属製の水道管はサビなどのリスクがあるため、近年は樹脂製のものがスタンダードになってきています。
蛇口とは、給水管・給湯菅を通って、水を出す器具のことです。水栓やカランとも言います。
キッチン用のものになると、シャワー付タイプや浄水器内臓タイプなど様々なタイプがあります。
この器具が破損や故障をすることによって水漏れが発生します。
排水管に食品や嘔吐物、ゴミなどが詰まってしまうことにより、排水できず水が溜まってしまい逆流を起こし、水漏れに繋がります。
また、長期にわたり詰まったものが腐敗しそこから排水管を溶かしてしまうことでそこに穴が空き水漏れする場合もあります。
それでは、具体的に各箇所からの水漏れの原因と修理方法をご紹介致します。
排水トラップはが原因による台所・キッチンの水漏れを解説致します。
シンクと排水トラップの間を繋いでいるつなぎ目部分にはゴムパッキンがついています。
シンクを長年使っているとゴムパッキンが劣化してひび割れやすき間ができてしまい、そこから水が漏れてしまうことがあります。
またナットの緩みが水漏れの原因の場合もありますので、ナットの緩みがないかも確認すると良いでしょう。
ゴムパッキンの交換自体は特殊な工具を必要しなくてもできるため、自分でも直すことが可能です。
ゴムパッキンはホームセンターやネットショップなどで購入することができるので、とくにDIYが得意な方であれば、一度自分で交換を試してみるとよいかもしれません。
ゴムパッキンの交換手順は次のとおりです
排水トラップから排水管へとつなげる部品が排水パイプです。排水パイプからの水漏れの多くは、パッキンの劣化が原因のことが多いようです。
ほんの少し漏れているだけでも、水がたまって床がびしょ濡れになることもあります。排水パイプから水漏れが起きている場合には、パッキンの交換を検討しましょう。
また排水管や排水パイプのナットが緩んでしまうと、つなぎ目にすき間ができて水漏れが生じる原因に
なります。この場合はナットを締め直すだけで直ることもありますので、緩んでいないかもあわせて確認するようにしてみてください。
ゴムパッキンの交換手順は次のとおりです
排水ホースはビニール製の場合がほとんどです。10年以上使用していると、経年劣化でホースが折れたり破れたりするトラブルが起きることがあります。またはさみや包丁などでも簡単に破けてしまいますので、トラブルが起きやすい箇所なのです。
排水ホースが折れたり破れたりしてしまうと、簡単に水漏れを起こすようになってしまいます。防水テープなどで応急処置することもできますが、排水ホースはホームセンターなどでも購入可能です。できれば新しいものに交換してしまう方がよいでしょう。
排水ホースの交換手順は次のとおりです
排水ホースと排水管の接続部分には、防臭ゴムが設置されています。防臭ゴムとは下水から上ってくる臭いを防ぐために排水管に取り付けられています。
ところが排水ホースは排水管に差し込むように取り付けられているため、引っ張るだけでも抜けてしまうような構造になっています。シンクの下に収納しているものなどがぶつかっただけでも抜けてしまうことがあるのです。
このように排水ホースが抜けてしまったりしたのに気がつかないままでいると、水漏れして床がびしょ濡れになってしまうことになります。よくあるトラブルの一つですが、見えづらい場所にあるためになかなか気がつかないことがあるのです。
排水ホースが排水管から抜けているだけであれば、手で入れなおせば直る場合もあります。しかし自分で直すには少々難しい場所でもあるので、業者に修理を依頼することも考えた方がよいかもしれません。自分で入れ直す場合には、排水ホースを破損してしまわないように注意してください。
排水ホースと排水管のずれの修理手順は次のとおりです。
シンクの下には、蛇口まで水やお湯を流す給水管や給湯管があります。
この給水管や給湯管または止水栓が破損したり故障したりしたことが水漏れの原因になることも多いようです。
給水管や給湯菅の故障などが原因の場合には、自分で修理することが難しいことがほとんどなので、専門の水道修理業者に依頼することをおすすめします。
応急処置として、止水栓を閉めたり、水の元栓を閉めておいた方が良い場合もありますので、水道修理業者へ依頼する際、判断を仰いで事前にできることを指示してもらいましょう。
油ものなどをよくする場合は、排水管の中が油汚れなどでつまり水漏れしてしまうことがあります。こうした場合は、排水管の掃除をしてつまりを解消することで、水漏れの原因をなくすこともできます。
排水管を取り外したりする作業は非常に難しくなりますので、自分でできることは排水口からできるつまり解消方法くらいでしょう。それ以上のことは修理の難易度も高くなりますので、専門の水道修理業者に修理を依頼する方がよいでしょう。
台所やキッチンで水漏れが起きたときは、ますどこが原因なのか調べてください。ナットがしっかりと締まっていなかったり、パッキンが古くなっているだけだったりすることが原因の場合もあります。そうした場合は、意外と簡単に直すことができる可能性もあります。
故障や破損している箇所を確認して、自分でも直せるような簡単なものであれば修理に挑戦してみても良いでしょう。しかし、なかには素人では直すのが難しいような箇所もあります。
そのような箇所が原因だった場合には、迷わず専門の水道修理業者に修理を依頼する方が良いでしょう。
下手にチャレンジすると、大きな失敗や余計に破損させたり故障の原因を作ったりする場合もありますのでくれぐれもご注意ください。
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