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お風呂場・浴室での水漏れは原因箇所によって自分で対処できるものも⁉︎

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お風呂・浴室のトラブル
水漏れトラブル
お風呂や浴室の水漏れの原因と対処法のメイン画像

リビングでテレビを見ていたり夜寝ている時など普段の生活の中でふとした時に、浴室からポタポタ音がして気になった!なんてことはありませんか?

もしかしたら、それはお風呂や浴室から水漏れしている音かもしれません。
そんな時、まずは専門の水道修理業者を呼ぶかどうか、それともご自身で対処できるかどうかを見極めたいですよね。
そこで今回は、お風呂や浴室の水漏れは自分で修理できるのか判断するための情報を解説したいと思います。

ご自身でできる簡単な修理であれば心配ありませんが、万が一ご自身での修理で破損などの二次被害が起きる可能性もありますので、対処が難しそうな場合は無理せず専門の水道修理業者にお願いをしましょう。

※通常、水まわりの修理は専門の水道修理専門の水道修理業者が行うものです。当記事では、一般家庭の方に水のトラブルが発生した際の正しい知識と対処法を知っておいていただくための内容となっております。家の構造や作り、使用している設備のタイプや構造によって、当記事で紹介している内容が実施できない場合もございます。また、紹介した内容を実施してトラブルが悪化したり設備が破損してしまっても当社では一切の責任を負いません。自己責任の元でお願い致します。

緊急時、まずは止水栓を止め、浴室での水漏れ箇所の確認を!

水がポタポタ垂れている程度の水漏れであればそこまで大騒ぎにはなりませんが、明らかに激しく水漏れが発生してしまっている場合には緊急性が非常に高い場合がほとんどです。
もしこのようにお風呂や浴室での水漏れが止まらない場合、戸建てや一軒家であれば水漏れ被害は自分の家だけにとどまりますが、それがマンションなどの集合住宅の場合、階下や隣室にも被害が及ぶこともあります。
こういった被害拡大を防ぐためにも、まずは水道の元栓をしめ、水漏れによる被害が広がらないように早めの対処をしましょう。

止水栓を止めて水が止まったのを確認してから、お風呂や浴室のどこから水漏れが発生しているのか、それぞれの原因と対処法を確認していきます。

お風呂場や浴室で水が漏れてくる原因は、こんな箇所から!

お風呂や浴室でのよくある水漏れには以下の原因箇所があります。
できるだけはやく原因箇所をつきとめ、どのように対応したら良いのかを知っておきましょう。
調べてもどこから水漏れが発生しているのかわからない場合は無理せずすぐに専門の水道修理業者に相談してみてください。

こちらの図は、一般的なお風呂場・浴室のイラストです。各箇所、名称がありますが確認程度にチェックしてみてください。
お風呂場・浴室といっても、様々な形やデザインのものがありますが、給湯器、浴槽や換気扇、シャワーヘッド、カラン(水栓)、給排水口などの構造はどんなタイプでも同じ構造になっております。

お風呂場・浴室の水漏れ時に確認する箇所の画像

お風呂場、浴室の水漏れが発生しやすい箇所の図解イラスト

  • 箇所①蛇口など水栓まわりからの水漏れ
  • 箇所②ホースやシャワーヘッドからの水漏れ
  • 箇所③給湯器まわりからの水漏れ
  • 箇所④浴槽(バスタブ)からの水漏れ

原因箇所の特定がある程度できたら、次はそれぞれの箇所について、どんな水漏れの原因があるのか?どのような対処をすれば良いか解説していきたいと思います。ご自身でできることから、専門の修理業者に依頼しないと修理が難しいものまでありますので状況をみながら適切に判断していきましょう。

箇所①蛇口など水栓まわりからの水漏れ

主な原因と箇所

・パッキンなどゴム製品の劣化
・ナットやボルトなどネジ類の緩み
・カラン(吐水口)やパイプなどの亀裂
・壁と蛇口の接合部

蛇口など水栓まわりの水漏れは、壊れた部品の交換や、緩んだパーツの締め直しなどで改善することもあります。
しかし、レバーひとつで水とお湯の切り替えと水量が調整できるシングルレバー混合栓の場合には「カートリッジ」が必要であったり、複雑な修理が必要になったりする場合が多いため、タイプによっては本体を交換してしまったほうが簡単な場合もあります。

対処法とチェックポイント

使用中に蛇口まわりから水が漏れてくる時は、パッキンを交換してみましょう。
パッキンを交換する際、同じサイズや形のものと交換しなければならないため、取り外したパッキンをホームセンターなどへ持って行き、よく確認してから購入を。

水を出していなくても漏れてくる場合は、ナットやボルトなどの接合部の確認をし、緩んでいるようであれば締めます。
その際、締め過ぎによる破損などが生じないよう注意しながら進めましょう。

分解する際は、元通り組み立てることも考慮し、写真や動画などで工程を保存しておくと安心です。分解して元に戻せなくなってしまってはもとも子もなくなってしまいますので、十分ご注意してください。

箇所②ホースやシャワーヘッドからの水漏れ

主な原因と箇所


・ホースやシャワーヘッド本体の劣化や破損・故障
・器具の取り付け部分の緩みなど
・水栓部のバルブが劣化・破損している

ホースやシャワーヘッドからの水漏れは、水量などの使い方による劣化や、経年劣化により破損や器具に緩みなどが生じてきます。
シャワーヘッドの交換は、工具などがなくても交換できるものもあるので、手軽に交換できる箇所のひとつです。

対処法とチェックポイント

ホースやシャワーヘッドなどは、ホームセンターなどで1,000〜3,000円くらいで購入でき、ご自身で交換することも可能です。

取り付ける部分のサイズ(口径)が違うと、そこからまた水漏れが生じてしまうので、事前にちゃんとサイズを測っておくか、シャワーヘッドをはずしてそのまま店舗に持って行くことをオススメします。

経年劣化でパッキンなどの交換が必要な場合、接合部分の緩みなどは蛇口の時と同じようにしめ過ぎに注意しながら、締めて行きましょう。

箇所③給湯器まわりからの水漏れ

主な原因と箇所


・給排水ホースの裂傷
・パッキンなど内部パーツの劣化
・各接続部の緩み
・安全弁(逃がし弁)の故障

給湯器からの水漏れはご自身で修理するのは難しい場合が多いです。。
給湯器の種類に関しては浴槽の脇につける『室内タイプ』と、浴槽とパイプをつなぎ給湯器本体は家の外にある『屋外タイプ』があります。
『屋外タイプ』の水漏れの原因は主に給湯器本体に問題があることが多く、
『室内タイプ』の場合は、蛇口や浴槽と直接つながっているので、接続部からの水漏れなどが発生しやすいです。

安全弁(逃がし弁)からの水漏れは、給湯器内部の圧力に作用し、お湯や水の調整に関わってくるので注意が必要です。
ちなみにこの安全弁と逃し弁のそれぞれの役割ですが、蒸気や気体に対して使われるのが安全弁で、逃し弁は主に液体に対して使われます。どちらも給湯器内部の圧力を外に逃がすもので、役割は同じです。

給湯器本体の耐用年数は平均して10年〜15年ですので、給湯器の交換が必要な場合もあります。こういったケースの場合にはご自身で修理する前に、まずはメーカーに問い合わせ、部品の製造などの確認もしておくと良いでしょう。

対処法とチェックポイント

給湯器まわりの接続部のナットなどの緩みは、しめ直すことで改善する場合もあるので試してみましょう。

給湯器内部の水漏れの場合でも基本的には部品の交換などで対処できる場合もありますが、無理にご自身で修理をしようとして、逆に症状を悪化させてしまうこともあります。
給湯器の状態によっては給湯器を新品に買い換えた方が安く済む場合もあるので、ご自身だけで判断せずまずはメーカーに問い合わせしたり、専門の水道修理業者プロの業者さんに相談することをおすすめします。

箇所④浴槽(バスタブ)からの水漏れ

主な原因と箇所


・経年劣化や衝撃による浴槽のひび割れ
・ゴム栓など排水溝関連の劣化
・給湯器の給排水口の劣化(パッキンなど)

浴室内でも浴槽は頑丈にできていますが、経年劣化や衝撃によりひび割れなどが生じる場合もあります。
まずは水漏れ箇所の特定をするため、水の減り方を観察してみましょう。

対処法とチェックポイント

浴槽からの水漏れ箇所は水の減り方によっておおよそ特定でる場合があります。

①浴槽に水を溜め途中で止まるならひび割れ箇所からの水漏れ
②給排水口の高さで止まるなら給湯器からの水漏れ
③浴槽の栓をして水が減るならゴム栓・止水栓など、排水口まわりの水漏れ

ひび割れの場合には、市販のパテやコーキング材などで補修できるものもありますが、あくまで一時的な対処法なので、応急処置を施したら専門の水道修理業者に連絡し、新しい浴槽と取り替えてもらいましょう。

ゴム栓が原因の場合は交換で対処できますが、購入の際はサイズと形に注意して、浴槽のメーカーや排水口のサイズなどを十分に確認しましょう。

給湯器側の水漏れの場合は、水漏れ箇所を確認し専門の水道修理業者に相談を。

箇所⑤換気扇からの水漏れ

主な原因と箇所


・換気扇内の結露
・経年劣化によるサビや部品の劣化
・雨水の逆流など

水道が通っていない換気扇という意外な場所からの水漏れは気がつきにくいところ。
しかし浴室内の空気を排出する換気扇内には、水蒸気が冷やされ水滴が溜まってしまったり、
また外壁の損傷などによりダクト内に雨水が逆流してしまうこともあります。

対処法とチェックポイント

換気扇からの水漏れ対策として手っ取り早いのは、換気扇を使わずドアや窓を開けて浴室内の換気をすることで。しかしお風呂場に窓がない場合などは難しいかもしれません。
そんな時は、まずは換気扇を分解し、内部の水滴・サビ・汚れなどを取り除いてみましょう。
外壁からの水漏れやダクトの異常は、ご自身で修理するのは難しいと思いますので、専門の水道修理業者に相談した方が良いかもしれません。

箇所⑥壁と浴槽のつなぎ目・床下や壁内部の水漏れなど

主な原因と箇所


・シリコンなどコーキング材の経年劣化
・壁面や床下内の配管・パイプ類の破損など

お風呂場では壁面と床のつなぎ目、浴槽と壁のつなぎ目など、様々なところをコーキング材で隙間を埋め、水が染み込まないようになっています。
しかし年月が経ちコーキング材などの補充剤が劣化、つなぎ目に水が染みてしまうこともあります。
そしてもっとも厄介な所が、目に見えない壁面や床下内の配管などが破損して壁内部に水が漏れてしまうことです。
目に見えない壁面や床下内の水漏れは、カビやシロアリの発生に繋がってしまうので、早めの防腐処理の対策が必要です。

対処法とチェックポイント

まず補充剤などの劣化の場合、古い補充剤をカッターなどで取り除き、新しいコーキング材で隙間を埋めることで対処できます。
その際コーキング材と、マスキングテープ、コーキングガン、コーキングヘラなども用意しておくと綺麗に隙間なく仕上げることができるでしょう。

壁面や床下内の配管の補修は、壁や床の補修・修繕も必要になってくるのでご自身での修理は難しくなってきます。
そんな時は無理に修理しようとせず水道の元栓を締め、早急に専門の水道修理業者へ依頼しましょう。

水漏れのトラブルは、賃貸物件にお住まいの方は特に要注意!

ここまでお風呂や浴室の水漏れの原因箇所と対処法を解説しました。
それ以外にも、もう一点注意しなくてはいけないことがあります。
それは、水漏れが発生したお住まいが賃貸物件なのかどうかということです。
通常、賃貸物件の場合、経年劣化などが原因の水漏れなどは一般的に貸主の大家さんが修繕費用を負担します。
しかし、原因によっては借主が負担しなければならない場合もあります。
たとえば水漏れの原因が「蛇口をしめ忘れ水を止めなかった」など、あきらかに借主が原因の水漏れや、修理や部品の交換が必要なことに気づいていながら大家さんや管理会社に修繕依頼をせず放置したため、後々水漏れ被害が拡大してしまった時などの場合、借主が水漏れ修理費用を負担しなければならない可能性も出てきます。
そんなことにならないよう、水回りのことには日々注意をはらって生活しておきましょう。

最後に水漏れ修理の際、あると便利な道具もまとめてみました

お風呂や浴室で水漏れが発生した際に、ご自身で修理交換する場合や、応急処置で対応する場合でも用意しておくと便利な道具や材料をリストアップしました。いずれもホームセンターで揃えれるものですので、もしものために用意していても良いかもしれません。

・モンキーレンチ(ナットを締めたり緩めたりする時に)
・トルクレンチ(ナットの締め付けに)
・プラスドライバー(水栓のハンドルのビスを外す時に)
・止水栓ドライバー(水回りの止水栓を開け閉めに)
・カランプライヤ(蛇口の修理に)
・ピンセット(パッキンの交換に)
・水栓レンチ(蛇口の取り外しに)

その他にも、コーキング材をぬる時には
・マスキングテープ(コーキング材がはみ出ないように)
・コーキングガン(コーキング材を一定の量で押し出します)
・コーキングヘラ(コーキング材をぬる最後の仕上げに)
があると便利です。

お風呂場や浴室で水漏れが発生した場合は早めに専門の水道修理業者へ連絡を!

今回ご紹介した内容は、ご自身で修理や対処ができる場合もありますが、ほとんどの場合、一時的な応急処置にしかならない場合があります。
お風呂や浴室の水漏れによる被害が広がらないうちに、早めに専門の水道修理業者に連絡をし、早めに修理をして快適な生活に戻しましょう。

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